ブルーラジカル治療

歯周病は、日本人の成人の約8割がかかっているとも言われ、「国民病」とされるほど身近で深刻な疾患です。
初期には自覚症状がほとんどないまま進行するため、「サイレントキラー」と呼ばれ、気づいたときには歯ぐきや骨にまで炎症が広がり、歯がグラグラしたり、抜け落ちてしまうケースも少なくありません。さらに近年では、歯周病が口の中だけの問題にとどまらず、誤嚥性肺炎・糖尿病・心疾患・脳梗塞・認知症など、全身の病気とも深く関係していることが明らかになっています。

そこで当院では、重度の歯周病にも対応できる新しい治療法として、先進の治療機器「ブルーラジカル P-01（Blue Radical）」を導入いたしました。ブルーラジカルは、切開などの外科的治療をせずに、歯周病の原因となる細菌を効果的に殺菌・除去する世界初の治療機器です。

厚生労働省からは「歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリング」の歯周病治療器として正式に認証されており、その安全性と有効性も科学的に証明されています。できるだけ歯を残し、再発のリスクを減らしたいとお考えの方へ、新しい選択肢としてご提案いたします。

「ブルーラジカルP-01」は、ラジカル殺菌技術を応用した世界初の歯周病治療器です。
3％の過酸化水素と405nmの青色レーザーを同時に照射し、ヒドロキシルラジカルを発生させることで、歯周ポケット内の細菌を99.99％殺菌することができます。

従来の薬剤やスケーリングでは届きにくかった歯周ポケット深部の細菌の“温床”に対しても直接アプローチでき、外科的な処置を必要としないことが特徴です。スケーラーチップが超音波振動することにより物理的な歯石・細菌性バイオフィルムも除去することができます。

従来の治療

従来の歯周病治療では、超音波の振動だけで歯石を取り除いていましたが、病気が重くなると歯ぐきの奥深くに歯石が残りやすくなり、十分な効果が得られないことがあります。
その結果、治りにくくなった部分には、抗菌薬を使った化学療法が必要になることもありますが、副作用のリスクがある点が課題とされています。

ブルーラジカル治療

「ブルーラジカル P-01」は、従来の超音波振動に加えて、過酸化水素とレーザー照射を組み合わせた“ラジカル殺菌”という新技術を採用しています。
この2つの力で、虫歯や歯周病の原因となる細菌を99.99％殺菌することができ、治療効果を高めながらも、身体への影響がないことが確認されています。

STEP１

初回カウンセリング

約30分
※保険証をご持参ください

STEP２

精密検査5項目

1.歯科用CT撮影による検査
2.歯周ポケット検査
3.拡大鏡検査
4.動揺度チェック
5.ブラッシング習熟度

STEP３

治療

ブルーラジカルによる治療

STEP４

メンテナンス

定期チェック
スマホアプリ(ペリミル)によるフォロー

引用元：ANNnewsCH